暮らしの中の会話を膨らませること
我が家の屋根裏で運動会が始まった。
ねずみさん。
つい最近まで野良猫がウロウロしていて
ねずみは居なかったのに。野良猫がいなくなったとたん、ねずみさん達が帰ってきた。
「猫に追いかけられて、かわいそう、ねずみさん。」
という5歳娘の発言から
食物連鎖や弱肉強食の世界の話、
動物は必要な分だけ狩りをするけれど、
人間は?と兄が切々と説明していて面白い。
人間が介入すると、食物連鎖が壊れることを
ニホンオオカミの絶滅と、ウチのすぐそばまで降りてきて、農作物を食べてしまう鹿さんのネタで話す。
話が地球規模になってきて、
娘はポカーン…
でも、その会話の様子を見て、
ワクワクするのです。
屋根裏にねずみがいるだけで、
こんなに学びになる。
こんな様子を見ると、生活を膨らませることの面白さを感じる。
学校でいうところの、 総合的な学習を自然とやっている、そんな気がする。
算数だって、国語だって、本当は総合的に色んなものとつなげて学ぶと良いよね。
沢山の人をおしゃべりをすれば、語彙力が上がるだろうし、たくさんケンカをして、相手の気持ちを想像すれば、読み取る力に繋がる。
お小遣いの管理は子どもに任せ、買い物したり、おやつを分け合いっこすると、数の学びになる。
分数までは生活の中で問題なくできそうだなー
図形は、紙工作が良いよね。
サイコロや車や飛行機の展開図を描いてみて、 組み立てるあそびは面白い。
カラーボックスを組み立てるだけでも学びになる。
子どもって「なんでー?」「どうしてー?」と
聞いてくれるので、その度に一緒に考えて、
図鑑や辞典を開く。それでもダメなら
ネットで調べて、解決する。
解決できなかったら、できる人に聞きにいく。
できる場所に行く。
仕事先で出会う、たくさんの子ども達との関わり方も、同じスタンスでいます。
なるべくたくさんお喋りをしながら、ダンスだけでないやり取りをするように心がけています。多分、それは あそびだったり、余裕だったり、隙間なんだろうな。
ダンスを学ぶのにダンスだけではもったいない。その隙間にエネルギーを注げるのがHappiness!のチアクラスです。
……
そういえば、ポカーンとしたままの娘は、
(お菓子の食べすぎで)夕飯が食べられず
叱られ中。さっきの食物連鎖の話から、
人間のためにご飯になってくれた生き物を残して捨てるのは良いのか?と言われたり、
身体を作ってくれる肉と野菜をたべなきゃダメだ!と言われたりして困っています。
言われすぎもご飯が美味しくなくなっちゃうな、と苦笑いの私です。
なんでも、ほどほどに、だなぁ。